この記事では、
2024年の上半期にJRAによって開催された、G1レース勝ち馬全12頭を紹介していきます。
フェブラリーステークス
開催日:2月18日
開催競馬場:東京競馬場
コース:ダート1,600メートル
性齢:4歳以上
優勝馬:ペプチドナイル
騎手:藤岡佑介
優勝馬のペプチドナイルは中距離のオープン特別で3勝を挙げていたものの、重賞での最高着順は4着。
このレースがG1初挑戦であり、1,600メートルのレースも初参戦。
そのため当日11番人気でレースを迎えました。
最後の直線、残り200メートルで先行していたドンフランキーを交わし、そのまま後続を突き放してゴール。
高松宮記念
開催日:3月24日
開催競馬場:中京競馬場
コース:芝1,200メートル
性齢:4歳以上
優勝馬:マッドクール
騎手:坂井瑠星
不良馬場で開催された当レース。
前半600メートル通過タイムが34秒という、この馬場状況にしてはやや早めのペースでレースが進みました。
4コーナーを回ったところで、マッドクールが粘る先行馬を内から抜き
迫ってくる後続馬の猛追から逃げ切り、押し切って勝利。
大阪杯
開催日:3月31日
開催競馬場:阪神競馬場
コース:芝2,000メートル
性齢:4歳以上
優勝馬:ベラジオオペラ
騎手:横山和生
逃げ馬不在のレース。外枠からスムーズに走り出し、2番手につけたベラジオオペラ。
4コーナーを通過して先頭に立ち、直線で後続馬に迫られるも最後まで粘り切ってゴール。
最弱世代と言われる21世代の意地を見せた一戦でした。
桜花賞
開催日:4月7日
開催競馬場:阪神競馬場
コース:芝1,600メートル
性齢:3歳牝馬
優勝馬:ステレンボッシュ
騎手:J.モレイラ
中団各馬を見ながらの追走となったステレンボッシュは、
3コーナーから馬群の中を徐々に抜け出して行きました。
直線入口で外へ出たところで、ラストスパート。残り200メートルを切ったところで抜け出しました。
2歳戦で敗れた相手らを封じ込んで先頭でゴールし、鮮やかなG1初制覇を果たしました。
皐月賞
開催日:4月14日
開催競馬場:中山競馬場
コース:芝2,000メートル
性齢:3歳牡馬・牝馬
優勝馬:ジャスティンミラノ
騎手:戸崎圭太
先行馬が1000メートル通過57秒5の高速ラップで走る中、
新馬・共同通信杯とデビュー2連勝だったジャスティンミラノは4、5番手につけていました。
先に抜け出し後続との差を一気に広げた馬を追いかける形で、ジャスティンミラノはついにゴール前でこれを捉えます。
最後はクビ差での1着争いになりましたが、1分57秒1のコースレコードとともに
ジャスティンミラノは3連勝、そして皐月賞制覇を手にしました。
天皇賞(春)
開催日:4月28日
開催競馬場:京都競馬場
コース:芝3200メートル
性齢:4歳以上
優勝馬:テーオーロイヤル
騎手:菱田裕二
1000メートル通過59秒7の速い流れの中、テーオーロイヤルは2周目3コーナー過ぎから前に出て行きました。
先頭を走っていた馬をテーオーロイヤルが一気に抜き、
そこから先もスピードは落ちず、2着争いの馬らに2馬身をつけてゴールしました。
テーオーロイヤルにとっても、鞍上の菱田騎手にとっても、岡田稲男調教師にとっても、
これがJRA・GⅠ初勝利となりました。
NHKマイルカップ
開催日:5月5日
開催競馬場:東京競馬場
コース:芝1,600メートル
性齢:3歳牡馬・牝馬
優勝馬:ジャンタルマンタル
騎手:川田将雅
最高のスタートを切ったジャンタルマンタルは好位の外に控えました。
残り400メートルを切ったところで一気に加速したジャンタルマンタル。
そのまま2着馬に2馬身半の差をつけて先頭でゴールを果たし、3歳マイル王の座を手に入れました。
皐月賞では負けたものの、ジャンタルマンタルが今後のマイル路線で主役となることは間違いないと思わせられる快勝劇でした。
ヴィクトリアマイル
開催日:5月12日
開催競馬場:東京競馬場
コース:芝1,600メートル
性齢:4歳以上牝馬
優勝馬:テンハッピーローズ
騎手:津村明秀
人気馬の一騎打ちムードとなった当レースでしたが、レースは意外な結末に。
1000メートル通過56秒8という速い流れの中、中団につけたテンハッピーローズは
鞍上の確かな手ごたえとともに直線へと向かいます。
大外からスパートし残り200メートルで一気に先行馬を抜き去ります。
2着争いに1馬身と少し差をつけて先頭でゴールし、GⅠ初制覇を果たしました。
津村騎手にとってもデビュー21年目でようやく掴んだ、嬉しい初のGⅠタイトルでした。
1400メートルを主戦場としてきたテンハッピーローズは、マイル戦での勝利も重賞レースの勝利も今回が初。
単勝オッズ208.6倍・14番人気の伏兵が見守る観衆に衝撃を与えた、大波乱の一戦でした。
オークス
開催日:5月19日
開催競馬場:東京競馬場
コース:芝2,400メートル
性齢:3歳牝馬
優勝馬:チェルヴィニア
騎手:C.ルメール
二冠制覇を目指す1人気馬に続いた2番人気のチェルヴィニア。
先行馬が飛ばし、1000メートル通過57秒7のハイペースが作られました。
チェルヴィニアは1人気馬を見ながらの追走の後、直線へと向かいます。
鮮やかな瞬発力を披露し、他馬を差し切って先頭でゴール。
オークスで2着に敗れた母チェッキーノの雪辱ともなる勝利で、チェルヴィニアはGⅠ初制覇を果たしました。
日本ダービー
開催日:5月26日
開催競馬場:東京競馬場
コース:芝2,400メートル
性齢:3歳牡馬・牝馬
優勝馬:ダノンデサイル
騎手:横山典弘
逃げ馬の出走取り消しもあり、
1000メートル通過62秒2の緩い流れの中で最高のポジションにつけたダノンデサイル。
勝負は直線の攻防。先頭を走る馬を人気馬が交わしにかかりますが、
ダノンデサイルはそれ以上に力強い脚を見せました。
内ラチ沿いを突き、残り300メートルの地点で抜け出します。
最後までスピードは衰えず、2着馬に2馬身の差をつけてゴールしました。
安田記念
開催日:6月2日
開催競馬場:東京競馬場
コース:芝1,600メートル
性齢:3歳以上
優勝馬:ロマンチックウォリアー
騎手:J.マクドナルド
当日1番人気に推されたのは
4連勝中、G1計7勝を誇る香港馬ロマンチックウォリアー。
レース中は先団馬群の中で追走し、勝負は直線へ。
ロマンチックウォリアーが、坂を駆け上がりながら先頭へとおどり出ます。
外から猛追する馬を半馬身差で振り切ってゴールしました。
ワールドクラスの走りを堂々と披露した一戦だったといえるでしょう。
宝塚記念
開催日:6月23日
開催競馬場:京都競馬場
コース:芝2,200メートル
性齢:3歳以上
優勝馬:ブローザホーン
騎手:菅原明良
18年ぶりの京都競馬場での開催となった宝塚記念。
1人気馬とともに後方で脚をためたブローザホーン。
3、4コーナーで詰まり始めた馬群の外をゆっくりと駆け上がります。
直線に入り、外ラチ沿いで走り抜けます。
追い込んできた2着馬に2馬身の差をつけてゴールし、GⅠ初制覇を飾りました。
いかがでしたか?
2024年上半期にG1を制覇した馬たちは下半期の重賞レースにも出場すると予想されます。
感動を与えてくれたこの馬たちのこれからの活躍が楽しみですね 🐴
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